どうも、コウです。
僕が初めてTOEIC受験した時の話をします。
僕は大学1年生(受験直後の一番頭良かった時期)に大学の授業で受けたTOEICの模試では200点台前半でした。
それを最後に英語から離れていたので、
僕が本格的にTOEICの学習を始めた時にはもう
ほとんど英語の知識が抜け落ちている状態でしたね。
参考書を見たら
「あ、見たことある、かも?」となる程度。
この状態から、4ヶ月半の学習で
TOEIC775点を獲得しました。
これは何も特別な才能があったとか
僕がすごいとかでは全くなくて、
(そもそも僕はFラン大出身です)
ほんのちょっとの工夫で
成し遂げることができたんですよ。
下記の電子書籍内で説明しているような
人と違う学習法にも取り組みましたが、
それは成果を出した数ある理由のうちの
一つでしかないと考えています。
もちろん、この学習法ナシでは
確実に成果は出せていませんでした。
これは事実です。
でも、それ以上に
気持ちの面が大きかったと今では思います。
ということで、この記事では気持ちの面で
- 自身の体験から何を学んだか
- 最短で結果を出すにはどんな思考が大切か
人間の行動は思考ありきなので
なんだかんだこれが最重要ポイントなのかなと。
初めてのTOEICで775点を獲得した話
スコアの具体的戦略
まず、TOEICにおいて最短で結果を出す上では
具体的な戦略が大切です。
そしてその戦略を練るために
具体的な目標設定が重要となってきます。
これはもう具体的であればあるほど良しです。
「700点台とりたいなあ」
「800点台とりたいなあ」
とぼんやり考えるのではなくて、
「俺は絶対730点とる!」
とズバッと決定しておく。
こうすることで初めて
具体的な戦略を立てることができるのです。
例えば、目標を730点に設定しているケース。
この場合、少し調べれば
- リスニング400点
- リーディング330点
を目指すことが最もコスパ良いとわかります。
半分に割った365点ずつではありません。
※ 理由は下記記事内Part1の部分で説明しています。
こうすると、
リーディング・リスニングそれぞれについて
現在の実力からどれだけ伸ばす必要があるのかが把握できます。
仮に現在
リスニング250点
リーディング200点であれば、
リスニングはあと150点取る必要があるし、
リーディングはあと130点取る必要があるとわかります。
そしたら、Part毎に上記のスコアを振り分けて
Part毎の目安スコアを割り出せます。
あとは目安スコアをもとに勉強を進めるだけ・・
数字に裏打ちされた努力ができるのです。
この一手間はわりと面倒だったりしますが、
ここで学習効率が大きく変わってくるので
何が何でも行っておきたいところです。
何事も準備が肝心とはよくいったもので、
勝負が始まる前にいかに突き詰めて考えられるかが勝負の分かれ目なので、
楽して結果がしたい人こそ、この部分は注力すべきだと思いますね。
また、もしぼんやりとした目標設定をしてしまうと、どうしてもぼんやりとしか取り組めないはずです。
「今回は○点だった、リーディングが足を引っ張ったからとりあえず音読しておこ」
みたいになってしまいます。
具体的な目標設定をしていれば
「リスニングではこの分野が、リーディングではこの分野が苦手だった。じゃあここを重点的に勉強しよう」というように、
より具体的な対策が取れるのです。
だからまずは具体的な目標を設定してあげて、
緻密な戦略を練ることが非常に大切です。
これからTOEIC学習を開始する人は、
最初にTOEICの問題集を解いてみて
「現状把握」をしておきましょう。
ここで仮に全く問題が解けず
「どこから手をつけていいかわからない」
となっても心配ありません。
戦略を立てた時点で
「これをやれば結果が出る」
という確信を得られるはずだからです。
もし、戦略を立てた時点で
不安が残っているのならばまだ
分析、もしくは情報が不十分です。
より具体的な戦略を立てたり
情報収拾を行う必要があります。
ちなみに、ここまで偉そうに語ってきましたが
僕自身も最初は
「これどこからやればいいの?」状態でした。
なのでとにかく情報を集めて、
「勉強法の勉強」を行いました。
ただガムシャラに取り組むよりも
最初にとにかく情報収拾した方が
長い目で見れば最小限の労力で最大限の成果を発揮できるのでオススメです。
自分を追い込む
スコアの具体的戦略以上に重要なのがこの部分です。
自分を追い込むとは、
何かしらの制約を作って
何が何でも結果を出す必要のある状況を作り出すことです。
例えば、期間。
TOEICは年間10回受験するチャンスがありますが
これが受験者に「ゆとり」を生んでしまっていると考えています。
毎回のTOEICに本気で取り組めないのです。
心のどこかに
「まあ次もあるさ」
という逃げ道を作ってしまいます。
最短で成果を出すにはこの期間を
きつめに制約するのが大切です。
逃げ道が一つでもある状況では
人間の持つ能力を最大限引き出すことはできません。
この人間の習性を
パーキンソンの法則と言ったりします。
パーキンソンの法則
第一法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する第二法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
この法則は要するに、
「人は、時間とお金をあるだけ使ってしまう」
というものです。
ここでお伝えしたいのは第一法則の話ですね。
人間は時間に余裕があると
どうしてもその時間に合わせて仕事や勉強を行ってしまいます。
だから期間をきつめに制約して
何が何でもそこで結果を出す必要性を作る。
具体的には、
「TOEICを受けていいのは年1回まで」
と設定するとか。
そうすることで、その年に行われるTOEICで
何が何でも結果を出す必要性が出てきます。
人間不思議なもので、
こういうきつい制約を作ることで
「結果を出すための道のり」
が見えてくるようになります。
パーキンソンの法則を
プラスに応用した形です。
あと、これは心理学的には
「カラーバス効果」とも言われます。
カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果を指します。 人混みや雑踏の中でも、自分に関係があったり興味があったりするキーワードを自然に聞きとることができる心理効果「カクテルパーティ効果」と類似しています。
例えば、僕が
「今あなたの部屋にある赤い物を探してください」と言ったら、あなたの脳は
「部屋にある赤い物を積極的に認知する」
ようになります。
ここで何が言いたいかというと、
「あと○日でTOEICの結果を出さないといけない」と強く考えているうちに
何気ない日常生活を送っている中でも
TOEICで結果を出すための情報が認知されて
新たな学習アイデアが生まれるようになります。
先ほどのメディアさんでも
このように説明しています。
カラーバス効果は、アイディア発想法として活用することができます。
例えば「企業向けの新しいチャットサービスを考案したい」と仮定します。
カラーバス効果を最大限引き出すためには「常時そのことを忘れない」ことが重要ですので、例えば出退勤時やプライベートの時間も、頭の片隅において過ごします。
すると「企業向けの新しいチャットサービス」に関連したアイディアの基となる情報が、何も考えていないときに比べて認知しやすくなります。「何気ない情報が意識を少し変えるだけで新しいアイデアに変わる」ことは、カラーバス効果のメリットのひとつです。
このように、制約を作ることで人間の持つ潜在能力を最大限発揮できるようになるのです。
僕自身は、豪州への留学(ワーホリ)を控えていて、今を逃したらもうしばらくTOEICの学習はできなく、留学から帰ったら即座に就活が始まるので
もし今回のTOEICで結果が出せなかったら
豪州に遊びに行ってたと思われて就活で爆死する・・
という状況でした。
この状況だったから
「死んでも結果を出す」必要があったのです。
さらに、当時は留学資金のために毎日
16:00〜24:00まで(時には27時まで)
飲食バイトがあったので、
時間的にもかなり制限がありました。
こんな形で、当時の僕は
めちゃくちゃ追い込まれていたのです。
追い込まれたら人は
なりふり構ってられなくなります。
バイト先で少しでも暇になったら
同僚にからかわれながらも
単語帳を開いて勉強したりしました。
机に座って勉強できる時間は貴重なものであり
もはや途中から
「机で勉強できるのは贅沢なこと」
という、現代社会においては
異質な価値観まで染み付いていました。
こんな価値観だったので、
机に座っている間の集中力はすごかったです。
最初に集中力の鍛え方を学んだってのもあるのですが、とにかく一心不乱に勉強していましたね。
なりふり構わなくなった人間は強いです。
最強です。
自分を追い込み続けることが
最短で結果を出す方法なのかなと。
もちろん、学習の方法論も重要ですが
最重要はこの部分だと思います。
時間と情報を削る
まず、我々には24時間という
「器」があります。
英語学習をする前は
テレビを見たり、
飲みに行ったり、
スマホを見たり、
ゲームをしたりして、
自身の器はいっぱいになっています。
この器に
「英語学習の時間」を入れるには
器から何かを出して、
余白を作ってあげる必要があります。
「あれもやりたい、これもやりたい」
という考えでは
どうしても一定の成果を出すことは難しいのです。
何も捨てずに
人より良い思いをしたいってのは
虫が良すぎる話です。
僕の場合は
「飲み会」を削りました。
TOEICの勉強をするまでの僕は
最低でも週2回は飲みに行っていたのですが
それを削って余白を作り出しました。
お酒はTOEICで結果を出した後に
好きなだけ飲めばいいや、と思ったからです。
他にも細かい例をいえば
お風呂でのスマホいじるタイムを
英語の発音練習に充てたり、
歯磨き中スマホをいじっていたのを
リスニングする時間にしたりもしました。
時間は何かを削ることで作り出すモノです。
ちなみに、これは情報にも言えます。
以前こんなツイートをしましたが、
現代の人間の脳は
常に情報でいっぱいになってしまっており
ほぼ余白がない状態です。
だからなるべく情報を削り
英語が入ってくるだけの余白を作ってあげると
劇的に学習効率が上がります。
ほんと効果抜群なので
ぜひ情報も削ってみてください。
初めてのTOEICで775点を獲得した話まとめ
- スコアの具体的戦略
- 自分を追い込む
- 時間と情報を削る
まとめるとこのような感じです。
どれも決して楽ではありませんが、
TOEICで成果を出せれば日本においては
一気に価値の高い人材になれます。
リターンは非常に大きいので
少しの期間だけ努力してみる価値は
往往にしてあるのかなと。
長期的に学習し続けるよりも
短期間だけパッと頑張ってパッと結果を出した方が圧倒的に楽だし、
時間を無駄にしないと実体験ベースで思うので
ぜひチャレンジしてみてください。
最速で成果を出す方程式は
「この記事で話した思考×最速で成果を出せる学習法」です。
最速で成果を出せる学習法を学び、
この記事でお伝えした思考法で取り組んでいってもらえれば間違いないと思います。
それでは!
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