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「金のセンテンス」レビュー【使い方や金フレとの違いを徹底解説】

どうも、コウです。

「金のセンテンス」ってどうなんだろう?レベルや金フレとの違いが気になるなあ。ついでに勉強法も知りたい!

こんな要望に応えます。

具体的にどんな人向けなのか、「金のセンテンス」を選ぶデメリットはあるのか、等についても解説していきます。

3分程度で読めるので気軽に読み進めていってもらえれば幸いです。それでは、参りましょう!

「金のセンテンス」基本情報

正式書籍名は「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス」です。

著者はTEX加藤さん。金フレや銀フレ、文法問題でる1000問といった人気参考書を続々と輩出しています。

そんなTEX加藤さんが執筆した「金のセンテンス」の値段は979円。金フレや銀フレと同じ値段です。

目次は以下の通り。

Station1 001-100
Station2 101-200
Station3 201-300
Station4 301-360

これだけ見てもよくわからないですよね。

本書は360個のセンテンス(英文)に1,500の見出し語が含まれている構成です。

目次にある001~360までの数字はこのセンテンスの番号を表しています。

「金のセンテンス」のレベルや特徴

金のセンテンス

まず、先述の通り金のセンテンスは360の英文から成り立っています。

この一つ一つの英文に、複数の見出し語が含まれているのです。(上の画像参照)
「DUO」という単語帳と同じ形式ですね。

そんな金のセンテンスの特徴は以下の2点です。

  • TOEIC本番レベルのセンテンス
  • リスニングやリーディングも鍛えられる

それぞれ解説していきます。

TOEIC本番レベルのセンテンス

上の画像を見ていただきたいのですが、センテンスはTOEIC本番レベルです。

例えば、上記画像002番のセンテンス、「A ladder is leaning against a brick wall」の「leaning against」はPart1頻出表現です。

単語だけでなく、TOEIC頻出の表現も習得できるって最高だね!

本当にその通りで、しっかりやり込めばスコアに直結する知識を多数習得できます。

ただ、ここで一つ注意点が。
センテンスがTOEIC本番レベルであるが故に、人によってはまず「センテンスの理解」に苦しんでしまう可能性があります。

例えばTOEIC200点台の方が本書に取り組んでも、負荷が高すぎて途中で挫折してしまうでしょう。

詳細は後述しますが本書に取り組むには最低でもTOEIC600点レベルの文法知識が欲しいところです。

TOEIC600点レベルの文法知識を習得する文法本は下記を参考にしてみてください。

リスニングやリーディングも鍛えられる

本番レベルのセンテンスに触れることで語彙力のみならず、リスニングやリーディング力の向上も期待できます。

センテンスを音読したり、音声を有効活用するのがいいですね。

特に本書の音声は以下の3種が用意されています。

  • 英文のみ
  • 和訳と英文を交互に読み上げる
  • 「和訳→英文→単語→英文」の順に読み上げる

移動中は「和訳→英文→単語→英文」、
シャドーイングでは
「和訳と英文を交互に読み上げる」など
色々と工夫して取り組むと確かな効果を実感できます。

「金のフレーズ」との違い

  • 書籍全体の構成
  • 単語の暗記法
  • 「日→英」の訳が求められる
  • 難易度

大別すると上記4点が金フレとの違いと言えます。詳細は下記記事内で解説しているので、本記事ではそれぞれ簡単に解説していきますね。

書籍全体の構成

金フレではスコア別に単語が分かれています。

金のセンテンスも後半にいくにつれて
単語のレベルが上がる仕様ですが、
「〇〇点レベル」という
明確な住み分けは行われていません。

ちなみに、金フレの見出し語は1,000語です。

金のセンテンスの見出し語は既述の通り1,500語。

金のセンテンスは、金フレの見出し語1,000語を含み
それにプラスαで500語が追加されている仕様です。

単語の暗記法

金のフレーズの例

金フレは画像の通り「1つのフレーズに対して1つの見出し語」の形式です。

1つのセンテンスから複数の単語を覚える必要がある金のセンテンスよりは
一つ一つの単語を覚える負荷が少ないといえます。

フレーズなのでリーディングやリスニングスキルの向上はそこまで見込めませんが

「リスニングやリーディングよりもまずは語彙力!」という方にとっては
金フレの方が目的に沿った一冊です。

「日→英」の訳が求められる

「日→英」の訳が求められることも大きな違いでしょう。

大学受験の単語帳等は「英→日」形式ですし、
TOEICで求められるのも「英→日」の訳なので

人によっては金フレの形式が合わないと感じることもあると思います。

実際、金フレを購入したにも関わらず
この形式が合わず、
結局日本語訳を隠して
赤字の英単語を見て取り組んでいる・・
という方が多々います。

難易度

「金フレの想定読者はTOEIC500点以上」
と著者が明言しています。

金のセンテンスは金のフレーズにプラスαで
500語が追加されている形です。

とはいえ、この500語は
特別難易度が高いわけではなく、
金フレと同レベルです。

これだけ聞くと
金のセンテンスと金のフレーズの難易度は
同一であると感じます。

しかし、忘れてはならないのが
金のセンテンスはTOEIC本番レベルの
センテンスが使用されていること。

そしてそのセンテンスに複数の見出し語が
含まれているため、
一つ一つの単語を覚える負荷が大きいこと。

これらから、
金のセンテンスは金フレよりも少し
レベルが高めであり、
「最低でもTOEIC600点~650点は必要」
というのが個人的な意見です。

具体的にどのような方向けなのか?

  • TOEIC600~650点以上
  • 金フレの「日→英」の形式が受け付けない
  • 既に金フレに取り組み終えた
  • DUOに取り組んでいた方
  • 語彙力だけでなく、リスニングやリーディング力も同時に向上させたい方

本記事を総合すると、上記のような方にオススメだといえます。

金のセンテンスは仕様がDUOに酷似しているので、元々DUOに取り組んでいた方は金フレを挟まずそのまま金のセンテンスに取り組んだ方がすんなりと入り込めるでしょう。

効果的な勉強法

これ以降は実際に金のセンテンスを購入した方向けに効果的な使い方を解説します。

音声を活用しよう

golden-sentence-voice

まず、大前提として音声はフル活用しましょう。

朝日新聞出版さんのHPから音声をダウンロードできます。

ちなみに、HPから音声がダウンロードできるのですが「abceed」というアプリを利用して音声を取り込んだ方が、音声速度の調整ができるのでユーザビリティが高いです。

上記の画像でいうと、「スマートフォンで音声を聴く場合」という所からアプリのページに飛べます。

で、音声をダウンロードしたら最初は【基礎版】の音声のみを使用します。

移動時間や家事の合間などの隙間時間を縫ってひたすらこの音声を聞きましょう。

その際、最初に流れた和訳を頭に残したまま英文を聴くよう意識してみてください。これだけで単語の定着率が大きく変わります。

また、これに併せてシャドーイングもできれば最高です。英文全体のシャドーイングはもちろん、単語単体のシャドーイングも行いましょう。

これを最低でも金のセンテンスを10周するまでは続けてみてください。

これだけでも単語を「知っている」状態には持っていけるはず。

「知っている」状態になったら次は単語への反射速度を上げるフェーズです。

【日英版】の音声を使用してシャドーイングを行いましょう。

英文を口に出す際は、頭の中に同時に英文の意味が入ってくる感覚を忘れずに!

音読必須

また、音読も必須です。家などで腰を据えて金のセンテンスに取り組む際は必ず英文を音読しましょう。

一つの英文につき最低10回音読です。
5,6回ぐらい連続で一つの英文を読むと英文を読むと同時に英文の意味が頭に入ってくる感覚が掴めてきます。

その感覚が掴めてからさらに3~5回ほど読み込むとリーディング強化に効果的なのです。

また、もし余裕があれば英文にスラッシュを書き込んでおくのをオススメします。

このほうが塊ごとに英文を読む感覚が身につきやすいので。

1日あたり100文取り組めば4日以内に1周できます。このペースでグルグル回せば短期間で単語を「一瞬でわかる」状態まで持っていけます。

アプリ版について

golden-sentence-app

金のセンテンスにはアプリ版が存在します。
abceedさんが出しているものです。こちらの方が書籍版よりも200円程度安いですね。

golden-sentence-app

こんな感じの画面。

既に金フレに取り組んだ方や一定の英語力がある方はこちらでも構いませんが、センテンスがたくさん改行されて
若干の見辛さがあるのと、スラッシュの書き込みができないので個人的には書籍版の購入をオススメします。

「金のセンテンス」レビューまとめ

以上、「金のセンテンス」のレビューでした。

個人的に単語帳は変なクセのない方が好みなので、金のフレーズよりも重宝しています。

既にある程度英語力がある方は金のセンテンスの方が受け取れる恩恵は大きいのかなと。

本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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