どうも、コウです。

文法が苦手だから文法対策本を買いたいんだけど、多すぎてどれがいいのか分からんよ!
こんな方向けに、
TOEIC文法対策にオススメな参考書を
難易度別でまとめました。
初心者〜上級者まで完全対応しています。
1冊ごとに別途
詳細レビュー記事も用意しているので
そちらも併せて活用いただければと。
それでは、参ります。
※スミマセン、注意点が一つあります。本来「参考書」と「問題集」は別物なのですが、本記事では分かりやすさを重視して両者を同一のものとして扱います。ご了承ください。
TOEIC文法問題対策おすすめ参考書
- 基礎固め
- 初心者向け
- 中級者向け
- 上級者向け
本記事では上記の順で
参考書を紹介していきますね。
基礎固め
TOEIC以前の
「基礎的な文法知識」が学べる参考書を紹介します。
基礎固めができているかどうかで
今後の学習効率が大きく変わってくるので
特に初めてTOEICを受ける方、
英語を学び直す社会人の方に
オススメしたい参考書たちです。
対象スコアとして250未満とありますが
これはあくまで目安です。
現在250以上でも、
文法の基礎固めがしたい方や
Part5が足を引っ張っている方にも
取り組んでほしい書籍たちです。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
難易度 | |
対象スコア | 250未満 |
解説のわかりやすさ | |
値段 | 1,100円 |
中学~高校初期で学ぶ
文法知識を網羅しています。
大学受験用の参考書ですが、
内容がTOEICの文法範囲と合致しているので
TOEIC対策の基礎固めとして非常に有効です。
1日1時間の学習時間でも
2週間弱で1周できる分量なので
忙しい方でもダレることなく取り組めるのかなと。
説明が口語調で、
動物のキャラクターが出てきたりするので
勉強に苦手意識がある方でも楽しく進められる一冊です。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
難易度 | |
対象スコア | 250未満 |
解説のわかりやすさ | |
値段 | 2,530円 |
「これ以上に易しい参考書はない」
と断言できる一冊です。
文法用語をなるべく使わないよう配慮されており、名前の通り非常に「わかりやすく」説明してくれているので、文法への苦手意識を一掃してくれる一冊になるかと。
英語を完全に忘れてしまっている方や
英語が大の苦手な人はぜひ手にとってほしいですね。
分量が多いので、
満遍なく取り組むのではなく
苦手な部分に重点的に取り組むのがベストな使い方です。
この意味では、
「せっかく買ったんだから全部完璧にやりたい!」
という完璧主義な方には不向きな一冊かもしれません。
これは個人的な意見ですが、
既に理解している文法項目に取り組むのは
既に知っている単語を暗記しようとするのと同じ行為です。
参考書に取り組む目的はあくまで
「新たな知識を習得すること」であることを忘れずに!
Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル
難易度 | |
対象スコア | 250未満 |
解説のわかりやすさ | |
値段 | 1,870円 |
正直、本記事に載っている参考書の中では
いちばんオススメ度が低いです。
というのも、
イラストがあまりなく
文章ばかりで構成されているからです。
文法用語も多用されており、
なんとなく「とっつきにくさ」があります。
とはいえ、ベストセラーなだけあって
説明自体は非常にわかりやすいです。
「教科書をわかりやすくした」という表現がピッタリ。
「とっつきにくさ」に負けずに読み込める方や
学校英語が苦でなかった方、
文章メインで論理的に文法を理解していきたい方には
おすすめの一冊です。
一方で「イラストの多さ」といった、
教科書とは違った要素を参考書に求めている方には
不向きな一冊です。
このような方は先述の
「大岩のいちばんはじめの英文法」もしくは
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」に
取り組むことを推奨します。
TOEIC初心者向け参考書
中学レベルの英文法はある程度身についており
TOEICの解法テクニックを学びつつ
実際の問題を解いていきたい方向けです。
TOEICテスト 中学英文法で600点!
難易度 | |
対象スコア | 250~400程度 |
解説のわかりやすさ | |
新形式対応 | ○ |
値段 | 1,760円 |
その名の通り
「中学英語をもとに600点を目指していこう!」
というコンセプトの一冊です。
Part5&6のみならず、
Part7の解法テクニックにも軽く触れているので
一冊でリーディングセクション全体の雰囲気が掴めます。
解説も非常に丁寧で、
初心者でも挫折知らずで取り組める一冊といえます。
ただし、一つ注意点が。
それが、本書はとにかく問題数が少ないので
演習量に不安が残ることです。
TOEICの文法問題は
数をこなして解法パターンを身につけること、
瞬発力を磨くことが重要なので
正直、これ一冊だけで
600点を獲得することは難しいでしょう。
とはいえ、解説がわかりやすいのと
リーディングセクション全体の雰囲気が掴めることは確かなので
TOEIC対策最初の一冊としては強くオススメしたいです。
TOEIC L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
難易度 | |
対象スコア | 250~400程度 |
解説のわかりやすさ | |
新形式対応 | ○ |
値段 | 1,320円 |
先ほどの「中学英文法で600点!」
とコンセプトが似通っている一冊です。
何が違うのかというと、
「演習量」です。
ドリルという名前の通り、
とにかく問題量が多いので
しっかり実力をつけることができます。
その弊害なのか、
「中学英文法で600点!」よりは
書籍内での説明がかなり簡素です。
必要最低限の文法ルールだけの説明となっており
正直、これだけでは理解が難しいと思います。
その代わり「音声解説」がついてくるのですが
この音声解説がとにかくわかりやすい。
ということで、
音声学習を活用する方は「ゼロからスコアが稼げるドリル」
音声学習に抵抗がある方(あまりいないと思いますが)は
「中学英文法で600点!」という形がベストかと。
TOEIC中級者向け参考書
既にTOEIC400~500点程度あり、
700~800点を目指す方向けの本です。
1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急
難易度 | |
対象スコア | 400~650程度 |
解説のわかりやすさ | |
新形式対応 | × |
値段 | 836円 |
言わずとしれたベストセラー書。
解説がとにかく丁寧で、値段も安く
コスパにおいては右に出るものはない一冊です。
新形式には対応していませんが
それが気にならないぐらいクオリティの高い一冊です。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000
難易度 | |
対象スコア | 500~750程度 |
解説のわかりやすさ | |
新形式対応 | ○ |
値段 | 2,530円 |
圧倒的な演習量と網羅性が特徴の一冊です。
僕もお世話になりました。
この一冊をやれば
TOEIC頻出の解法パターンは熟知できますし
瞬発力も身につくのでスピードが磨かれます。
先ほど「700~800点を目指す方向け」と書きましたが
本書をやり込めば900点も狙える内容です。
TOEIC上級者向け参考書
TOEIC900点~満点を目指す方向けの本です。
TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6
難易度 | |
対象スコア | 750~900程度 |
解説のわかりやすさ | |
新形式対応 | ○ |
値段 | 924円 |
とにかく難しい、の一言。
書籍内で
「上級者が間違えやすい問題をピックアップした」
と述べられている通り、
「なんとなくで答えると確実に間違える」
問題ばかりが収録されています。
既に900点をとっている人でも
苦戦する一冊ですね。
やり込めば力がつくこと間違いなしです。
番外編
「これTOEIC対策で使えるの?」と
疑問に感じる方が多い書籍を紹介します。
Forest
ForestをTOEIC対策で使えるか
気になっている方が多いですよね。
結論からいうと、
「使えなくはないけど、コスパ悪い」
って感じです。
Forest自体は非常にわかりやすい参考書ですし
僕も大ファンです。
また、先ほどの「文法問題でる1000問」の著者である
TEX加藤さんもブログ内で以下のように述べています。
さて、今日は、TOEIC対策として、私のお勧めの本を紹介します。それは、「Forest」です。日本で最も売れている文法書の一つでしょうし、持っている方もたくさんいると思います。主に高校生向けの学習参考書ですが、私がRで満点をとれるようになった原動力は、公式以外にこの本であることは間違いありません。文法が完ぺきな方以外、どんなレベルの方にもお勧めできる良書です。
私はこの本を通読することで、文法問題で、「なんとなくB」ではなく、「こうだからB」と、感覚的ではなくロジカルに解答できるようになりました。おかげで、それまでは3-4問は間違えていたパート5・6をほぼノーミスで乗り切れるようになったんです。
引用:TEX加藤さんのブログ
このように、Forestは
基礎的な英語力を習得する上で有用な一冊です。
解説もわかりやすいし、
痒い所に手が届く文法知識が
ビッシリ詰まってます。
ただ、一つ問題点があり
それがページ数が多すぎる、というものです。
Forestを1周する間に
TOEIC対策の参考書を3周はできてしまうぐらい
とにかく時間がかかる一冊なのです。
正直、1周で身につく知識なんて
微々たるものだし、すぐに忘れてしまうんですよね。
Forestに取り組むぐらいなら、
本記事で紹介した中学レベルの英文法が学べる参考書を何周もしたり、
あとはTOEICに直接的な対策が取れる参考書に時間をかけたほうがコスパが良いです。
あくまでForestは
「どうしても理解できない部分を参照する」という
辞書的な使い方がベストな一冊だと思います。
ちなみにForestは2017年を最後に販売終了となり
現在はEvergreenという名前で発売されています。
出版社が違うだけで中身は一緒です。
1億人の英文法
これも非常に良書なのですが
TOEIC対策には不向きだというのが僕の意見です。
Forestのような
辞書的な使い方にも向いていません。
というのも、1億人の英文法には
著者独特の文法用語が多用されていたり、
TOEICとは関連のない知識が多数収録されているからです。
確かに、非常に良書であり
英語学習をする方なら一度は読んでおくべき本ですが
TOEIC対策においては
どうしても遠回りになってしまう一冊なのです。
TOEIC文法問題対策おすすめ参考書まとめ
以上、
「TOEIC文法対策おすすめ参考書」でした。
参考書って多すぎて悩みますよね。
僕自身、買うときは
レビューを検索しまくり
さらにはSNSで検索をかけてから購入しています。
それでも、ときには
「失敗だったな〜」と感じる
参考書を買ってしまうことがあります。
本記事では、
そんな失敗をしてきた僕だからこそ伝えられる
本気でオススメしたい参考書を厳選して紹介しました。
どれもしっかり取り組めば
必ず成果が出る素晴らしいものばかりです。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは!
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