どうも、コウ(@konote181)です。

英文法を基礎から学び直したいんだけど「大岩のいちばんはじめの英文法」ってどうなんだろう。効果的な使い方や詳細情報を詳しく知りたい!
こんな人に向けて書きます。
結論から簡単に述べると、「大岩のいちばんはじめの英文法」は非常にとっつきやすい内容・構成で、文法に苦手意識がある方に強くオススメしたい一冊です。
本記事では、このような結論に至った理由を以下の項目を深掘りしつつお伝えしていきます。
- 「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」基本情報
- 特徴
- 購入の注意点
- 具体的にどのような方向けなのか
- 目的別の効果的な使い方
それでは、参りましょう!
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」基本情報
正式書籍名 | 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 |
---|---|
発売日 | 2014/2/28 |
値段(税込) | ¥1,100 |
著者 | 大岩 秀樹 |
基本情報は上記の通りです。わずか¥1,100と、文法参考書としては非常に安価ですね。
目次は以下の通り。
- 【第0講】品詞
- 【第1講】動詞 Part1
- 【第2講】動詞 Part2
- 【第3講】基本五文型
- 【第4講】時制 Part1
- 【第5講】時制 Part2
- 【第6講】助動詞 Part1
- 【第7講】助動詞 Part2
- 【第8講】受動態
- 【第9講】疑問詞と疑問文
- 【第10講】命令文・感嘆文
- 【第11講】不定詞 Part1
- 【第12講】不定詞 Part2
- 【第13講】不定詞 Part3
- 【第14講】動名詞
- 【第15講】分詞 Part1
- 【第16講】分詞 Part2
- 【第17講】分詞構文 Part1
- 【第18講】分詞構文 Part2
- 【第19講】関係代名詞 Part1
- 【第20講】関係代名詞 Part2
- 【第21講】関係副詞
- 【第22講】比較 Part1
- 【第23講】比較 Part2
- 【第24講】仮定法 Part1
- 【第25講】仮定法 Part2
中学で習う文法事項がメインで、プラスαで高校初級レベルの文法事項が収録されている形。TOEICに出題される文法事項ともバッチリ合致してします。
目次だけ見ると分量が多く感じますが、1講あたりかかる時間は30分程度で、ページ数は少なめ。サクサク進められるのが嬉しいポイントですね。
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」特徴
まず、全体的にイラストが多めで非常にとっつきやすい構成です。
説明が口語調で「!」マークが多用されていたり、動物のキャラクターが出てきたりするので、勉強に苦手意識がある方でも楽しく進められると思います。
また、説明内容自体も非常に工夫されています。例えば、可算名詞と不可算名詞の説明。
ところで数えられる名詞と数えられない名詞の見分け方って知ってる?pencilは数えられる名詞だよね。1本、2本…って。じゃあ、chalk(チョーク)は数えられる?…そのとおり!!! 実は、chalkは数えられない名詞なんだよね。数えられる名詞とは、「破片にしたときに名前が変わってしまう名詞」だと考えるといいよ。鉛筆は破片にしたら「木のクズ」に名前が変わるよね。でも、チョークは破片にしてもチョークのままだし、服にちょっと粉がついてても「チョークがついてるよ」って言うもんね。
出典:【第0講】品詞 より
このように、初心者でもイメージしやすく説明されています。(個人的にはこの説明に感銘を受けました)
先述の通り、ページ数は少ないものの最低限必要な文法知識が集約されており、非常に洗練された内容です。
英文法を一から深く学ぶというよりは、ザックリと復習して自身の苦手分野を克服したり「そんな説明があったのか!」と新たな解釈の仕方を学ぶための一冊という印象です。
購入の注意点
- イラストの注意点
- 内容の注意点
ここまで述べたように非常に素晴らしい一冊なのですが、注意点があります。結論から述べると上記2つが注意点です。
イラストの注意点
僕は気になりませんでしたが、他の方のレビューを見ると言及している人が複数名いたので一応お伝えしておきます。
内容は「イラストや説明口調が子供向けすぎる」というものです。
たしかに、大人の方が学び直しで使う際は少し気になる方がいるかもしれません。
イラストが少ない方がいい!という方は「中学英文法を修了するドリル」がオススメです。
内容の注意点
記述の通り、本書は英文法を一から深く学ぶというよりは、ザックリと復習して自身の苦手分野を克服したり、新たな解釈の仕方を学ぶための一冊です。
そのため「基礎英文法を一から深く学びたい!」という方には不向きです。このような方は「中学英語をひとつひとつ分かりやすく」がオススメです。
具体的にどのような方向けなのか
- 中学英文法メインで基礎固めがしたい
- イラストや口語調の説明等「とっつきやすい参考書」を求めている
- 分厚い参考書が苦手
- 英語を学び直している大人
- 英語が苦手な高校生
- 英語が得意で、高校英語の予習がしたい中学3年生
本記事の内容を総合すると、上記の方に特におすすめです。これに当てはまる方にとっては、英語力を底上げしてくれる強力な味方となるでしょう。
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」目的別の使い方
中学生〜大人までと、幅広い層に役立つ一冊なので年代別に区切ってお伝えしますね。ご自身の該当箇所だけお読みください。
現在中学生で高校英語の予習がしたい人の使い方
本書の内容を完璧にできれば、高校英文法の予習は完璧と言えます。あれこれ手を出すのではなく、本書を完璧にすることに注力しましょう。
仮定法など難しい単元も登場しますが、本書の解説はわかりやすいので英語が得意ならば理解できるはず。
本書を完璧にできたら、英文法をさらに極めるよりも、大学受験用の単語帳を購入して語彙力を少しでも強化しておくのがオススメです。
理由は単純で、大学受験において多くの受験生が苦しむ(時間を取られる)のは単語暗記であり、ここを事前に攻略しておくことで周囲と差をつけやすい部分だからです。
大学受験生(現在高校生)の使い方
現在高校3年生ならば、本書をサッと終わらせてなるべく早くレベルの高い文法参考書に取り組みたいところ。
具体的には以下の手順で進めるのが理想的です。
- 遅くとも1週間以内に1周終わらせる。その際、間違えの多かった単元や苦手に感じた部分にマークを付けておく。
- マークが付いている部分のみを解き直し
- 1週間程度あけたら、全問解き直す。この際、間違えた箇所があれば再度マークを付けておき、解き直す。
これをマークがなくなるまで繰り返しましょう。本書は問題数が多くなく、大抵の人は3セット以内に終わるはずなので、そこまで時間を取られません。
上記を終えたら、よりレベルの高い参考書に取り組みましょう。おすすめは次の3冊。
- Vintage
- Next stage
- 頻出英文法・語法1000
基本的には、以下の通りに選択するのがベストかと。
志望大学 | おすすめ参考書 |
---|---|
日東駒専未満 | Vintage |
日東駒専~マーチ | Next stage |
早慶 | 頻出英文法・語法1000 |
もちろんこれはあくまで目安なので、実際に書店に赴き、レイアウトや構成が自分に合っているかを確認するのを推奨します。
英語の学び直しをしている人(TOEIC目的)の使い方
- 語彙
- 品詞
- 前置詞
- 動詞
- 接続詞
- 代名詞
- 比較級
- その他(仮定法や語法、ペア表現等)
TOEICに出題される文法項目は上記の通り。(上から出題頻度順)
比較級や仮定法などは出題頻度はかなり低いです。逆に品詞問題や前置詞などは非常に出題頻度が高いので、これらを考慮してある程度強弱つけて学んでいくのがオススメです。
※比較級や仮定法なども長文問題で出現することがあるので、全く見なくていいという訳ではなりません。
また、本書の内容は本当に基礎の基礎レベルなので、出題頻度の高い文法項目は何度も解き直し「理解できる」だけでなく「瞬時に反応できる」状態まで持っていくことを推奨します。
具体的には最低でも3周は取り組んでおきたいところですね。
また、本書に取り組んだあとは「中学英文法で600点!」か「ゼロからスコアが稼げるドリル」に取り組めば、TOEIC600点レベルの文法知識が身につきます。
もし、「大岩のいちばんはじめの英文法」の難易度が高く理解が難しかった…となった場合は「中学英語をひとつひとつわかりやすく」に取り組むのがオススメです。
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」レビューと使い方まとめ
以上、「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」のレビューと使い方でした。
全体を通してかなりの良書であり、個人的には強くオススメしたい一冊です。
注意点はあるものの、それらが気にならないほどハイクオリティな参考書だと思います。
少しでも多くの方に魅力が伝われば幸いです。
無料で最短英語学習法を公開しています
- TOEICで730点以上を取るのって難しいんじゃないの?
- 英語は長期間学び続けてやっと習得できるものでしょ?
- 英語ペラペラになるにはセンスが必要
これらは全部誤解です。
原理原則を意識して学ぶことで、上記すべてを圧倒的なスピードで成し遂げることができます。
英語ができれば、
- 多くの企業から求められる存在になれる
- 周囲の人々から尊敬されるようになる
- 自信が持てる
- 日本依存から脱却し、余裕が生まれる
- 旅行が数十倍楽しめるようになる
- 世界中から知識と価値観をインストールできるようになる
などなど、多くのメリットを享受できます。
元々Fラン生で、大学で受けたTOEIC模試は200点台前半だった僕も、原理原則を重視して学んだおかげで
- 4ヶ月半の学習でTOEIC775点
- その2ヶ月後に渡豪&スピーキングを評価されて中級クラスから語学学校に入学
- さらにその3ヶ月後にはホテル勤務
…といったことを成し遂げることができました。
おかげで就活では大手7社から内定を得るなど、人生の選択肢・可能性を大幅に拡大できたのです。
今は自身の体験をもとに、豊かな人生を送る人を増やしたいと考えて英語指導にあたっています。
こんなFラン生の僕でもできたので、英語は誰でも習得できます。やるか、やらないかだけです。
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それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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