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「銀のフレーズ」レビュー【金フレとの違いや効果的な使い方も解説】

どうも、コウです。

超人気単語帳「金のフレーズ」の
姉妹本である「銀のフレーズ」をレビューします。

「金のフレーズとは何が違うのか」
「効果的な使い方」
「どんな方向けの単語帳なのか」
などなどお伝えしていきます。

3分程度で完全解説するので、ぜひ最後までお読みいただければと。

それでは、参りましょう!

「銀のフレーズ」基本情報

正式書籍名は「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」です。

著者はTEX加藤さん。
「金のフレーズ」
「文法問題でる1000問」の著者でもあり、
TOEIC関連ベストセラー書を多数輩出しています。

そんなTEX加藤さんが執筆した「銀のフレーズ」の値段は(税込)979円。1,000円以内に収まるのは有り難いですね。

内容は以下の通り。

基礎の400語
頻出の300語
必須の200語
発展の100語

Supplement
1 設問に出る単語・表現
2 パート1重要語
3 注意すべき日常単語
4 前置詞・接続詞・接続副詞
5 部署・職業・専攻名
6 定型表現100

Short Break
TOEICスコアが上がる人の25箇条
TOEIC600点お薦め対策書

INDEX

見出し語は全部で1,000語。厳選された単語のみが載っている形です。

著者は「銀のフレーズ」のコンセプトについて以下のように語っています。

「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」という「金のフレーズ」のコンセプトはそのままに、「TOEICによく出る基本単語」のみを掲載した、「最短ルートでTOEIC600点に到達するための単語集」です。

「銀のフレーズ」の特徴

silver-phrase-spread

  • TOEIC600点を目指す書籍である
  • フレーズがTOEICにかなり寄せてある
  • 携帯性に優れている
  • 日→英の訳が求められる

以上4点が特徴です。それぞれ説明していきますね。

TOEIC600点を目指す書籍である

著者がコンセプトとして述べているように、本書はTOEIC600点を目指す単語集です。

また、上の画像を見ていただければわかりますが最初は中学レベルの単語からスタートします。

英語が苦手な方でも「これならできそう」とやる気が引き立てられる構成です。

全体を通して大学受験レベルの単語帳と被っている単語が多いように感じました。(僕が使っていたのはシス単です)

とはいえ、同じ英単語でも
TOEIC用の単語帳では
TOEIC特有の日本語訳が載せてあったりするので
個人的には取り組んでよかったなと思います。

フレーズがTOEICにかなり寄せてある

これも上の画像を参照していただきたいのですがフレーズがTOEICに寄せてあります。

「TOEICではどのような使われ方をするか」を把握しつつ単語を覚えられるのでかなり実践的です。

携帯性に優れている

「文法特急」等と同じ新書版サイズです。片手に収まる大きさなので持ち運びやすいですし、通勤中の電車でサッと取り出して勉強する…なんてことも可能です。

単語帳を持ち運んで勉強したい方にはピッタリな一冊ですね。

日→英の訳が求められる

「金のフレーズ」も同様ですが、英→日ではなく日→英の訳を求められます。

著者は書籍内で以下のように述べています。

TOEICで求められる柔軟な応用力を養うため、「英→日」ではなく、「日→英」の穴埋め問題形式を採用しました。付属のチェックシートで右ページの正解を隠し、左ページの空所に入る英単語を考えてみてください。

たしかに、日→英の訳ができるようになれば実力が付きますが、「英→日」に慣れている人は最初はかなり苦戦すると思います。

実際、TOEICで求められるのはあくまで「英→日」なので、僕は結局日本語訳を小さい紙で隠して「英→日」で訳して使いましたね。笑

「銀のフレーズ」の注意点

「銀のフレーズ」の中

写真ではわかりにくいですが、赤シートで隠しても下の文字が若干見えてしまいます。

Amazonの低評価レビューも大半がこれによるものでした。とはいえ余程ジッと見ない限り気になることはありませんでしたね。

「金のフレーズ」との違いは?

「金のフレーズ」が目指すスコアは900点です。

このことからわかるように、「銀のフレーズ」は「金のフレーズ」の基礎固め版として出版されました。

構成や書籍の大きさ等は完全に同一です。

ちなみに、「銀のフレーズ」と「金のフレーズ」の見出し語は半分程度被っています。(フレーズは異なりますが)

銀のフレーズの後半と、金のフレーズの前半の見出し語が丸被りという形です。

これは人によって見解が分かれると思いますが個人的にはデメリットと感じません。

というのも「銀のフレーズ」に取り組んだ後に「金のフレーズ」に取り組むことで復習になりますし、

「知っている単語が多い」ことでスラスラと進めることができるためモチベーションの維持に困らないという利点があるからです。

初心者の方は著者が推奨している通りに
銀フレ→金フレ
という流れで取り組んで問題ないかと。

単語帳を2冊も使いたくない!という方には
「英単語スピードマスター」をお勧めします。

「銀のフレーズ」は具体的にどのような方向けか

  • 現在TOEIC200~500点程度
  • これからTOEICの勉強を開始する
  • 持ち運びが楽な単語帳が良い
  • 分厚い単語帳が苦手
  • 「注意点」の部分で述べたことが気にならない

本記事を総合すると、上記のような方にオススメです。

「銀のフレーズ」の効果的な使い方

無料の音声を活用しよう

無料で音声をダウンロードできるので積極的に活用しましょう。

パソコンの方は朝日出版社の公式サイトからダウンロードできます。

スマホの方はabceedというアプリで音声が聞けます。

音声は「見出し語→日本語→英語フレーズ→英語フレーズ(繰り返し)」の順で流れます。
音声でもフレーズを重視してくれているのでフレーズごと脳にしっかり定着しますね。

音声を垂れ流すだけでなく、移動時間や家事の時間を活用してシャドーイングするのも効果的です。

全体を通して

著者は以下のように進めることを推奨しています。

1日10~30分、約2ヶ月で1,000語を覚える方法

1. 週に 100 個ずつ覚えます

2. 1 日目は、001 ~ 100 のフレーズを、「今、始めよう!Begin now!」「私は学校で働いています。I work at a school.」のように、「日本語→英語」の順に 1 回音読します。英語を音読する際は、指でフレーズをなぞり読みします。発音が分からない単語は、必ず音声で発音を確認します。100 のフレーズを読み終わったら、1 日分の作業は終了です。

3. 同じ作業を 5 日間繰り返します。

4. 6 日目は、001~100 を音読した後、赤のチェックシートで右側のページの答えを隠し、同様に「日本語→英語」の順に音読します。

5. 答えられなかった単語のチェック欄に鉛筆で印をつけます。

6. 印のついた単語のみ、「日本語→英語」で再度音読して覚えます。

7. 印の付いた単語のみ、赤シートで右側の答えを隠し、再度音読します。

8. 答えられた単語は印を消します。

9. 全部の単語の印が消えるまで繰り返します。

10. 7 日目も 6 日目と同じ作業をします。

11. これで 1 週間分の作業は終了です。2 週間目は、101 ~ 200 で同じ作業をします。その間、通勤通学の車内で、前週覚えた範囲 (ここでは 001 ~ 100) の音声を聞き、復習をします。

12. このサイクルを 10 週間 (約 2 か月) 繰り返すと、ほとんどの見出し語が覚えられるはずです。

この作業を繰り返せば2ヶ月で完了するとのこと。

ただ、僕は前述の通り「英→日」で訳せるようにしたかったので名刺サイズの紙を使って日本語訳を隠して使いました。

ここは人それぞれだと思います。

あくまで重要なことは「知らなかった単語を、新しく覚える」これだけです。

あれこれ考えるのが面倒な方は、
知らない単語に付箋を貼っていく

覚えたら付箋を外していく

これだけでも十分効果があります。

「銀のフレーズ」のアプリ版は?

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写真の通り、アプリ版だと774円で販売されています。

個人的には紙の本でも持ち運びには困らないので、特にアプリ版を買う理由はないのかなと。

紙の本なら書き込みができるし、単純に見やすいので。

とはいえ、受験明けで大学受験レベルの英単語がある程度頭に入っている方はアプリ版でもいいと思います。

で、「金のフレーズ」の紙版を買うのがベストかと。

「銀のフレーズ」レビューまとめ

以上、「銀のフレーズ」のレビューでした。

注意点はいくつかあるものの初心者の方が最小限の労力でTOEIC600点を取るには最適な一冊だと思います。

本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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