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TOEIC解法テクニック大全【保存版】

※この記事は以前Twitterで公開したレポートの
Light版です。予めご了承ください。

どうも、コウです。

ここでは230点→775点と、
4ヶ月半でTOEIC500点以上アップさせた僕が
実際に使用したTOEIC解法テクニックをすべてお伝えしていきます。

 

・・・と思ったのですが、
自分だけの主観的なものだと
客観性・再現性に欠けるのではないか?
と思ったので、

知り合いのTOEIC高得点ホルダーたちからも
テクニックをかき集めました。

そしてその中から
これは使える!と判断したものを
厳選してお伝えしていきます。

 

よって今回ご紹介するTOEIC解法テクニックは
「客観性・再現性抜群の誰でも使えるもの」
です。

分量は多いですが、
不要なモノはないと断言できる
選りすぐりの知識集となっています。

ぜひ、テクニックを熟知して
自身が費やしてきた努力の120%の成果を
叩き出していってもらえればと思います。

もちろん、最重要は
「根本的な英語能力」です。

テクニックを知れば
それだけで高得点が取れるようなことはありません。

どれだけ枝葉を育てようが
幹が育たない限りはどうしても限界があるのです。

やっぱりテクニック以前の

  • 語彙力
  • 文法の知識
  • リスニング力
  • リーディング力

といった、実力ともいえる部分が
不可欠となってきます。

しかし、解法テクニックを知らないと
「実力、これまでの努力」を
最大限活かしきれないのも一つの事実だと思います。

 

実際、僕はこれまで自身の経験を活かして
TOEICの指導を行ってきたのですが、
「得点が伸び悩む方」には
とある共通点があります。

その共通点とは、、
解法のルールを知らない」こと。

同じ時間を費やし、同じぐらいの努力をしても
成果に差が出てくるのはなぜかというと、

「解法のルールを知らない。」
これだけです。

 

得点が思うように伸びない方は
どれだけ根本の実力を伸ばすかに集中しすぎています。

もちろん先ほど述べた通り
根本の実力が最重要です。

でも、ことTOEICに関しては
「知っているか、知らないか」
だけで大きく差が出てくる設問が多々存在し、
「知らないのはもったいない」のです。

 

ここでは、そういった
「知らないことによる損失」を防げる
解法ルールの基礎基本を網羅しています。

そしてこのルールは非常にシンプルなものです。

分量自体は多いですが、
一つ一つを見れば
「あ〜これは知ってるかどうかやわ」
と感じるであろう知識を敷き詰めています。

もしあなたが今後
1ミリでもTOEICを受験する気があったり
TOEICを活用して
自身の市場価値を底上げしていきたいと考えているのであれば
かなり「おいしい」のかなと。

 

上記に当てはまる方は
ぜひ読み進めていってくださいね。
では、参ります。

TOEICテクニック Part1

【概要

Part1はリスニングの写真描写問題です(全6題)。問題用紙に写真が載っており、その後4つの英文が流れます。その英文の中から、最も的確に写真を説明している英文を選択する形式です。他のPartと比較して難易度が高くない部分なので、勢いをつける意味でも、できれば満点を取っておきたいところです。

【テクニック】

 準備編

Part1の問題がスタートするまで、
最初にディレクション(説明)と例題の放送が流れます。

大切なのはディレクション・例文が流れているときに
ボーッとするのではなくて
しっかり準備をすることです。

TOEICのリスニングは準備次第で大きく成果が変わってきます。
ここで行うべき準備には以下の2通りがあります。

 

記憶力に自信がある人

Part1の写真6枚すべてにザッと目を通しておきましょう。
これを行うことで、だいたい次にどんな写真が来るのかを把握した状態で次の問題に取り組むことができます。

ここでチェックすべき点は
後述の「■ チェックポイント」 で
詳しく述べているのでそちらをご覧ください。

 

記憶力に自信がない人

すべての写真に目を通しても、
問題を解いていくうちに
内容が頭からスッポリ抜けてしまう場合があります。
(僕は毎回抜けてました。笑)

僕と同じような方はNo1とNo2の
2問に絞って全力で写真の内容把握をしましょう。

なぜNo1とNo2の2問かというと、
最初の段階でつまづくと
その後の4問に集中しきれないからです。

 

これはTOEIC全般にいえることですが、
重要なのは目の前の問題に
脳の全リソースを注ぎこむことです。

仮に最初の2問でうまくいかなかった場合、
その後の4問を解く際にどうしても
マイナスのイメージを抱いたまま臨むことになってしまいます。

人によっては、
放送が次の問題に移っているにも関わらず
頭の片隅で
聞き取れなかった英文のことを悶々と考えてしまうでしょう。

最初の2問を確信とともに解き、
その後の問題に全集中するために

準備時間をすべて最初の2問への準備に充て、
勢いをつけていきます。

 

TOEICはいかに勢いに乗って
グングン問題を解いていくかが重要です。

2時間もかかる試験なので、
どうしても集中力だけに頼るのには限界があるからです。勢いという「気持ちの面のサポート」が必要になってきます。

 

ちなみに、この「勢い」に関連して、
リスニングセクションではなるべく勢いを落とさず、

「今回はイケるかもしれん!」
という期待感とともに
リーディングセクションに入っていきたいところです。

なぜかというと、
リスニングセクションは
リーディングセクションよりも得点しやすい傾向にあるからです。

 

toeic score

(出典:https://www.iibc-global.org/toeic.html)

ふりがな

これはTOEICの公式が出している
スコアの表です。(2020/3/1現在最新版)

平均スコアを見ると
リスニングセクション:320.6
リーディングセクション:260.6
となっており、60点もの差があります。かなり離れているのです。

これを考えると、リスニングではなるべく
勢いを落としたくないんですよね。

 

また、たまに730点を目指す時に
リスニング365点、
リーディング365点を目指す方がいますが、
それはちょっと間違いかもしれません。

平均点の比率をもとに考えると、
リスニング400点、
リーディング330点を目指すのがベターです。
(もちろん個人の得意不得意はありますが)

この
「平均点の比率をもとにリーディングリスニングの目標点を決める」というやり方、
参考にしてみてください。

 

・・・と、かなり話が逸れました。
Part1の話に戻します。

ディレクション・例文の放送が終わったら
すぐさまNo.1の問題に戻り、集中します。

■ チェックポイント

写真を見て、出題ポイントを予測しつつ写真の内容を把握します。

part1で出題される写真は

  • 人物写真
  • 風景写真

の2種なので、それぞれのチェックポイントをお伝えしますね。

【人物編】

  • 人数&性別をチェック!→選択肢の主語を予測。(人物写真でも、人物と全く関係ない部分が聞かれることもあるので注意。なるべく写真全体をボヤッと視野に入れるのがコツです。)
  • 外見や服装などの特徴をチェック!→人物が複数写っている場合は共通点に注目(全員商品を見ている、全員横断歩道を渡っている等
  • 動作をチェック!→選択肢の動詞を予測。 
 
【風景編】
  • 場所を確認!→オフィスや工事現場、店舗が頻出です。
  • 物の状態をチェック!→1列に並んでいたり、積み重ねられていたり・・規則的な状態に注目!

オフィスはTOEICの学習をしていないと
馴染みのない単語が多いので注意が必要です。

覚えておくべきオフィス関連単語リストを置いておきます。
(すべてのPartで重要です)

supplies (※office supplies)用品(※事務用品)
supply room(=storage room)備品室
drawer引き出し
meeting room会議室
cafeteria社員食堂
break room休憩室
copier(=copy machine)コピー機
cardboard box段ボール箱
stationery文房具、便箋
staplerホチキス
ruler定規
Post-it付箋
letter pads便箋

工事現場(家の修理や建設現場等、とにかく作業をしている写真)の写真では、「work」が頻出です。待ち構えましょう。

店舗の場合は、店舗内にある商品を主語として
「be displayed:展示されている」が動詞としてよく使われるほか、
「on display」が頻出です。

例)Some items are displayed on the shelf.
      Some items are on display.

これらをなんとなくでいいので把握しておくだけで
難易度をグッと引き下げることができます。

【注意点】

Part1は英文の難易度が高くない代わりに
不正解を誘う引っ掛けが多々あります。
引っ掛けの種類は以下の2種です。

似ている音の単語

写真には写っていないけれど、
写真に写っているものと音が似ている単語が放送で流れます。

car⇔cart
floor⇔flower
take⇔talk
walk⇔work
supplies⇔surprise
coffee⇔copy
train⇔training

上記が頻出です。

言い換え

写真に写っているものが
違う言葉で表現されます。

写真にカメラが写っている
→cameraではなく、「photographic equipment」

写真にコピー機や楽器が写っている
→放送では「device:機器」

写真に車両が写っている
→放送では「vehicle:乗り物」

equipment、device、instrument、vehicle、merchandise(商品)は
言い換えで頻出なので、
放送で聞こえてきたら警戒が必要です。

【その他テクニック】

・人物写真で、「人が指を指している写真」では(パソコンのモニターなど)
「point at〜:〜を指をさす」
「point toward:〜の方を指差す」
があれば正解のケースが多いです。

・風景写真において
「unoccupied :空いている」が聞こえてきたら
その選択肢が正解のケースが多いです。

・風景写真において
「being」が聞こえてきたら
その選択肢は不正解のケースが多いです。

【覚えておくべきフレーズ】※一部です

mow the lawn芝を刈る

climb up the stairs

↔︎descend(=go down) the stairs

階段をのぼる

階段を降りる

bend downかがむ、腰を曲げる
in a row(=in a line)1列に
edge縁、ほとり(edge of the lake:湖岸)
shore岸辺
be piled up(=be stacked)積み上げられている
be propped up against〜に立てかけられている

be leaning against

※be leaning back

〜に寄りかかっている

〜にもたれかかっている

be surrounded by

〜に囲まれている

be scattered

散らばっている

reach for

〜に手を伸ばす(店舗の風景問題で頻出)

【Part1 まとめ】

準備編
記憶力に自信がある人→写真6枚全部チェック!
記憶力に自信がない人→最初の2枚に全力投球!

■ チェックポイント

人物写真

  • 人数&性別→主語を予測!
  • 外見や服装(持ち物)→共通点を探せ!
  • 動作→動詞を予測!
 
風景写真
  • 場所を確認!オフィスや工事現場、店舗が頻出。
  • 物の状態→規則性を見抜こう!
 
 
解答編
引っ掛け問題に注意!
  • 似ている音の単語
  • 言い換え(同じ物を違う単語で表す)  
人物写真の「指さし」は「point at」「point toward」を待つ!
風景写真の「unoccupied :空いている」は、正解の可能性が高い!
風景写真の「being」は不正解の可能性が高い!

TOEICテクニック Part2

【概要】

Part2はリスニングの応答問題です(全25題)。質問のあとに3つの選択肢が放送され、その中から応答として適切なものを選びます。選択肢が3つしかないのはPart2だけです。疑問詞で始まる質問が最も多いので、最初の1語を聞き取れるかが勝負の分かれ目です。答えが「ハッキリとした分かりやすい応答になっている」ものばかりではなく、「まあ、不自然ではないかな」程度のものが答えになる場合もあります。悩んだときはPart1同様に消去法を取り入れましょう。

【テクニック】

問題スタート前

Part1同様、問題がスタートするまで
最初にディレクションと例題の放送が流れます。

今回はpart1の写真のような、
問題と関連するものは問題用紙にないので
特に準備はいらないです。

Part1であやふやだった部分の見直しをしたり、
もしPart1でできなかった問題があったら
この時間で気持ちを切り替えたりしておきましょう。

余裕のある方はPart3の問題を見ておくのもアリです。

■問題スタート後

先ほど述べたとおり、
「最初の1語を聞き取ること」が最も重要です。

ここで疑問詞の有無を確認し、
もし疑問詞であれば

  • who
  • what
  • when
  • where
  • why
  • how

のどれであるかを確実に把握しましょう。
これがわかれば正解の予測が容易になります。

また、細かいテクニックですが
Part2のディレクションが流れている間に
上記の疑問詞一覧を問題用紙に予め書いておくと、
これから聞きたい単語が可視化されるのでリスニングの助けとなります。

疑問詞以外の問題の場合

最初の1語が疑問詞でなかった場合、
以下のパターンに注意が必要です。

① 付加疑問文

It’s a beautiful day, isn’t it?
:今日はいい天気だよね?

といったように、
平叙文の後に「isn’t it?」などを付けて
「〜だよね」と確認したり、
同意を求める疑問文です。

これは
It’s a beautiful day?
:今日はいい天気?

といった形で、
平叙文に「?」がついた疑問文だと考えればokです。

シンプルに考えると難易度が一気に下がります。

② 否定疑問文

Aren’t you a student?
:あなたは学生ではないのですか?

といったように、否定形で始まる疑問文。

これも難しく考える必要はなくて、
「Aren’t you〜?=Are you〜?」みたいに
そのままの疑問文だと捉えて大丈夫です。

先ほどの文でいえば
Are you a student?
:あなたは学生ですか?

となります。

意味にさほど違いはありませんし、
少なくとも応答が変わることはありません。

③ 勧誘・依頼・許可

Shall we〜?やHow about〜?などの勧誘や、Will you〜?(〜してもらえますか)やWould you mind if I 〜?(〜してもいいですか)などの依頼・許可を求める表現。定型表現が多いので覚えてしまえば得点できます。そういう意味では「根本の実力」が必要な部分です。

※Would you mind if I 〜?は、
応じる際には「否定形」、断る際には「肯定形」を使う点に注意!

④ 選択疑問文

A or B を問う疑問文です。「or」が聞こえたらこれ。

A or Bという質問文に対して、
「I haven’t decided yet.:まだ決めてないよ」や
「 Either way.:どっちでも」
といったように、明確な答えがない応答が出たら
正解の可能性が高いです。

【注意点】

疑問詞の問題で最初の語が「Why」だったからといって安易に「Because」で始まる応答文を選ぶのはNGです。(引っ掛け多し)
必ず文脈があっているかを確認する必要があります。

疑問詞の問題で最初の語が「When」だった際に
応答も「When」の場合があります。
例)When did you first meet him?
→When I started may job here.

【その他テクニック】

質問文と応答文(選択肢)で同じ音が聞こえたら
その選択肢は引っ掛けなので消して大丈夫です。

例えば、
Will you be free at all this afternoon?
という質問文に対して

Of course, for free. や
I will do it this afternoon.と聞こえたら
その選択肢は消しましょう。
正解はそれ以外の選択肢です。

 

「How often」が聞こえたら
「Every:〜おき」が答えになるケースが多いです。
盲点になりやすい部分なので
セットで覚えておきましょう。

【覚えておくべきフレーズ(Part3,4含む)】※一部です。

scheduling conflictスケジュールの調整がつかない

postpone the meeting

※ask for an extension of time

会議を延期する

時間の延長(猶予)を要求する

get a rise昇級する
fill out the form(=complete the form)用紙に記入する
be home sick病気で家にいる
admission fee入場料
What does X do ( for a living)?Xの職業はなんですか?
I would appreciate it if SVSがVしていただけるとありがたいのですが
What is S like?

Sはどんな感じですか?(全体的な印象を訪ねる)

What is the matter(=wrong) with you?〜はどうしたの?(具合や様子がおかしい時に訪ねる)
What do you think of/about〜?

〜についてどう思いますか?

※文脈によっては「〜でもいかがですか?」の意味もあるので注意。

Why not?/ By all means.もちろん、是非とも
May I speak to〜?(電話で)〜さんをお願いします。
Who’s calling, please?(電話で)どちら様ですか?
The line is busy.(電話で)お話し中です。
hang up電話を切る
take a message伝言を受ける
leave a message伝言を残す
according to plan計画通り
floor directory売り場案内
How did you find out〜?

〜をどのように知りましたか?

Why don’t we〜?(=shall we〜)〜しませんか?
order form注文書
delivery date配達日

【Part2 まとめ】

問題スタート前
Part1の不安な部分を見直したり、気持ちの切り替えを行う。
疑問詞6語を用紙にメモしておくのもGood!
(who , what , when , where , why , how)

問題スタート後
最初の1語に全集中!

疑問詞以外だった場合・・・

付加疑問文&否定疑問文→とにかくシンプルに考える!

勧誘・依頼・許可→とにかく表現を覚える!

選択疑問文(orの問題)→明確な回答がないものが解答のケース多し!

質問文と応答文で同じ音が聞こえたら、
不正解のケース多し!

whyが聞こえたからといって安易に
「because」を選ばない!

whenで聞かれて
whenで応答するケースがあるので注意!

TOEICテクニック Part3

【概要】

2人or3人の人物による会話を聞いて、その内容に関する設問に答える問題です(全39題)。1つの会話に対して設問が3つあり、難易度が跳ね上がります。差がついてくるPartです。「一言一句漏らさず聞く」というよりも、「解答関連箇所を待ち構えて、そこに集中する」というスタンスで臨みましょう。

【テクニック】

問題スタート前

設問と選択肢が問題用紙に書かれているので、ディレクションが流れている間に先読みしておきましょう。Part3とPart4では、いかに先読みできるかが勝負を分けます。これに関連して、Part3とPart4放送中は、解答用紙にはマークせず「ちょっとだけ塗りつぶすだけ」にしておいて、マークする時間を削減するのも有効なテクニックです。マークする時間を削減したら、先読み時間に当てましょう。この場合、解答用紙へのマークはPart5が始まってから一気にやればOKです。※先読みの範囲はPart1同様、自身の記憶力と相談。

先読み中にチェックするポイントは以下の通りです。

・会話が行われている状況や場所、職業が問われる設問があるかどうか
→会話の冒頭に答えがあるケース多し!

・設問の主語
→Heであれば男性、Sheであれば女性の話す内容に注目する!

・「suggest」や「imply」を含む設問は難易度が高いので注意!
例)What does the man suggest the woman do?
:男性は女性に何をすることを提案していますか?

↑この場合、ハッキリとした答えが会話文で流れているケースは少なく、大抵の場合漠然としており、こちらである程度予測する必要があります。難易度が高めです。

テクニックとしては、
「Why don’t you〜?」「Let’s〜」「Shall we〜?」「You should〜」といった「勧誘・提案の表現」の後に解答関連箇所があるので、そこを待ち構えましょう。

・設問の英文の中に「do next」があるか
→もしあったら会話の終盤に答えがあります。
会話の終盤にある「I will〜」「Let’s〜」「Why don’t we do〜?」などの表現を待ち構えましょう。

・設問の英文の中に「ask」があるか
→何かを依頼する内容を聞き取る必要があります。
「Please〜」「Would you〜?」「I’d like you to〜」といった依頼の表現が聞こえたら解答関連箇所です。

問題スタート後

先読みで掴んだ情報を利用します。
本当に先読みの質が成果に直結しますね。

・状況や場所、登場人物の職業を問われる設問があれば、会話の冒頭に答えがある場合が多いです。

・「do next」を含む設問があれば、会話の終盤に意識を集中させましょう。

・設問の主語をもとに会話に集中しましょう。

・「though」や「but」などそれまでの内容からの転換させるワードの後は、解答に関連する内容が流れるケースが多いです。

【Part3 まとめ】

先読みが重要。塗りつぶす時間を節約してでも、とにかく先読み!

■ チェックポイント

・会話が行われている場所、職業が聞かれている設問があるか
→会話の冒頭に答えがあるケース多し!

・設問の主語
→Heであれば男性、Sheであれば女子の発言に集中!

・「suggest」や「imply」を含む設問があるか
→勧誘・提案の表現の後ろに解答関連箇所アリ!

・「do next」を含む設問があるか
→会話の終盤にある「I will〜」、「Let’s〜」などの表現を待ち構える!

・「ask」を含む設問があるか
→依頼表現を待ち構える!

「though」や「but」など
会話内容を転換させる語の後ろは解答関連箇所のケース多し!
(特にトラブルの内容を聞かれている問題)

TOEICテクニック Part4

【概要】

一人の登場人物が話す内容を聞いて設問に答える問題です(全30問)。話の内容は電話のメッセージや商品の広告、ニュースやツアーガイドなど多岐に渡ります。Part3同様、設問が問題用紙に書いてあるので「質の高い先読み」が重要なPartです。ディレクション放送中はもちろん、設問と設問の間の時間も先読みに当てましょう。 

【テクニック】

Part3と基本的に同様です。

商品の宣伝問題では、補足情報が聞かれることがありますが
この補足情報は終盤に流れます。最後まで集中して聞きましょう。
例)Please refer to our Web site for more details.
:より詳しい情報はウェブサイトを参照ください。

また、話が行われている時間(when)が聞かれている場合は
出だしに要注意です。
いきなり「Good morning」などの挨拶から始まるケースが多いです。

【注意点】

話し手の役職が聞かれる場合があります。
役職名はリスニングのみならずリーディングでも重要となってくるので
しっかり覚えておくのが吉です。
一覧を書いておきます。

Chief Executive Officer(CEO)最高経営責任者
Chief Operating Officer(COO)最高執行責任者
Chief Financial Officer(CFO)最高財務責任者
chairperson(=chairman)会長
president社長
vice president副社長
director(=board member)取締役、役員
executive経営幹部
supervisor管理職、上司
board and directions取締役会
management経営陣、経営

【Part4 まとめ】

Part3と同様です。
とにかく先読み!
初っ端の挨拶を聞き逃さないようにする!

TOEICテクニック Part5

【概要】

ここからリーディングセクションです。Part5の設問を解く前に、Part3とPart4の解答用紙へのマークをしておきましょう。Part5は空所を含む設問文を読んで、空欄に当てはまるものを4つの選択肢から選ぶ問題です(全30問)。品詞(文法)問題、語彙問題から成り立ちます。1問30秒以内(Part5全体で15分以内)には答えていきたい部分です。全体を通して語彙力や文法の知識量など「根本的な実力」が重要なPartです。

【テクニック】

・設問文から読むのではなく、先に選択肢をチェックしましょう。
ここで文法問題なのか品詞問題なのかを把握します。
よく「Part5は空欄の前後だけを読んで答えろ!」と教える方がいますが、これは高い文法知識を要求されるし、引っ掛け問題にハマりやすいので(特に初心者は)全文読むことをオススメします。

・語彙問題の場合は知識量が必要になりますが、(イディオムや語法等)文法問題はある程度、テクニックを利用することで答えられます。

以下、テクニックを書いておきます。

  • 冠詞(a, the)の後ろの空欄には「名詞」or「形容詞+名詞」が入る。
  • 所有格(my, your, his, her, our, their, its)の後ろの空欄には「名詞」が入る。
  • 形容詞の前に空欄がある場合は「副詞」が入る。
  • 助動詞の後ろの空欄には「動詞の原型」が入る。
  • 選択肢に「Despite」と「Although」の2つがある問題では、正解はこのどちらか。空所の後ろが名詞節なら「Despite」、空所の後ろが文になっていたら「Although」が正解

また、時制を問う問題では

  • often
  • frequently
  • generally
  • everyday
  • occasionally
  • every morning
  • once a week
  • seldom

これらが出た場合は現在形。特にfrequentlyは頻出です。

また、受け身+to doの形は毎回出題されます。

be scheduled to do〜する予定である
be supposed to do〜することになっている
be expected to do〜することを期待されている

【覚えておくべき知識】

・「-ance」「-cy」「-sion」「-tion」「-ty」「-ness」「-ment」の単語は名詞である場合が多い

・「-fy」「-ize」「-en」の単語は動詞である場合が多い

・「-ous」「-ble」「-ful」「-cal」「-nal」「-ive」の単語は形容詞である場合が多い

・「-ly」の単語は副詞である場合が多い

・5文型の知識を復習しておく。
→文の要素(SVOC)が揃っている場合は「形容詞」か「副詞」を補う。
→文の要素が揃ってないときは「名詞」「動詞」「形容詞」を補う。

・形容詞と副詞の違い
形容詞:名詞を修飾する
副詞:名詞以外を修飾する。

ちなみに、Part5の対策にはask社さんの
「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」
という参考書が本当にオススメです。

これ1冊さえやり込んでおけば
文法問題で満点も狙えます。

【Part5 まとめ】

1問30秒以内を目安に解いていく!

細かいテクニック

・冠詞(a, the)の後ろの空欄には「名詞」or「形容詞+名詞」が入る。

・所有格(my, your, his, her, our, their, its)の後ろには「名詞」が入る。

・形容詞の前に空欄がある場合は「副詞」が入る。

・助動詞の後ろの空欄には「動詞の原型」が入る。

・時制を問う問題では

often

occasionally

frequently

every morning

generally

once a week

everyday

seldom

これらが出た場合は現在形。特にfrequentlyは頻出!

・受け身+to doの表現は頻出。

・選択肢に「Despite」と「Although」の2つがある問題では、正解はこのどちらか!空所の後ろが名詞節なら「Despite」、空所の後ろが文になっていたら「Although」が正解。

TOEICテクニック Part6

【概要】

空欄のある長文があり、その空欄に当てはまるものを選択肢から選ぶ問題です(全16問)。Part5の長文バージョン(Part7の短文バージョン)ですね。Part5とPart7の対策をしておけば、このPartの対策にも繋がるので、試験まで時間がないという方はPart5とPart7の対策を優先しましょう。文脈を見ないと分からない問題(文挿入問題)も出てきます。1長文につき2〜3分程度で答えていきたいところです。

【テクニック】

基本的にはPart5と同じです。このPartについても、「空欄の前後だけを見ろ」と主張する方がいますが、個人的には全文をしっかり読むことをオススメします。Part5では初心者のみ全文を読もう、とお伝えしたのですが、このPartに関しては上級者でも全文を読むべきだと思います。というのも、ちゃんと全文を読まないと途中で不安になってしまうんですよね。「いま自分引っ掛け問題に引っかかったんじゃないか」といった具合に(実際引っ掛け問題多いです)。そして結局再度読み直すことになります。その時間が勿体無いので、最初から全文をしっかり読み込むことをオススメします。

【その他テクニック】

・文頭が空所となっており、選択肢に前置詞や接続詞が並んでいる問題は大抵「Should」が正解です。
例)
( )additional staff be needed during the seminar.
A, Without  B, Although  C, When  D, Should
動詞が「be」になっているのも目印!

・接続副詞(otherwise , moreover, however, therefore等)が選択肢に並んでいる問題では、「however」が答えになる場合が多いです。どうしても答えがわからない場合は「however」を選択しましょう。

※頻出の接続副詞を置いておきます。

【順接】

therefore(=thus)それゆえに
eventually(=after all)ついに
as a resultその結果
accordinglyしたがって

【逆説】

howeverしかしながら
neverthelessそれにも関わらず
conversely逆に

【追加】

additionally(=in addition)さらに
moreover(=further more)さらに
besidesそのうえ

【言い換え】

in other words言い換えると
that is to sayすなわち
in short/in a word要するに

【例え】

for example(=for instance)例えば

【Part6 まとめ】

Part5の長文バージョン、Part7の短文バージョンなので
対策は上記2パート終了後に余裕があればでOK!
テクニックも基本的にPart5と同様。

初心者も中級者も、英文は全文目を通すのがオススメ!

・文頭が空所となっており、選択肢に前置詞や接続詞が並んでいる問題は「Should」に注意!

・接続副詞(otherwise , moreover , however等)が
選択肢に並んでいる問題は「however」が解答のケース多し!

TOEICテクニック Part7 

【概要】

いよいよ最終Partです。長文の読解力を試す問題です(全54問)。リーディング力はもちろん、テキストメッセージ系の長文では会話表現の知識が重要となってくるし、ビジネスや環境等の、専門的な内容の長文もあるので、そのぶん専門的な語彙力も重要です。いずれの長文においても、本文最初の数行で(メールなら件名も)いかに主題を掴むかが重要です。また、全体を通して「綺麗な日本語」に訳すことは諦めて「なんとなくの理解」でガンガン読み進めることを意識するのが大切です(飛ばし読みはNG)。

【テクニック】

まず、ジャンルと設問をチェックしてから、本文を読み始めます。初心者のうちは先ほど述べた「ビジネスや環境など、専門的な内容の長文」は難易度が高いので飛ばしてその他の長文を優先することをオススメします。また、「この文章の内容に当てはまらないものはどれか?」といったような「NOT問題」も難易度高めです。時間が余ったら取り組むようにしましょう。

頻出のジャンル一覧とそれぞれのテクニックを貼っておきます。
ジャンルごとに「流れの型」があるので、
たくさん問題を解いて慣れることが重要ですね。

■ E-mail
最も多いのがこのジャンル。
「From(送信者)」「To(受信者)」「Date(日付)」「Subject(件名)」は必ずチェックしましょう。すでに述べたとおりSubjectと本文最初の数行で、主題を把握できます。

※「For whom」が含まれている設問は「地位・職業」を答えるモノです。
例)For whom is this message intended?
:このメッセージは誰に向けて書かれたものですか?

この場合、宛先(To)を見ても答えはありません。

■ 手紙
依頼や謝罪に関するオフィシャルなものが頻出です。丁寧な表現が多く使われます。レターヘッドにある差出人名(会社名や役職)をチェックしておきましょう。

■ 記事
先ほど紹介した「ビジネスや環境など、専門的な内容の長文」です。数行読んでも内容が把握できなかったら飛ばしましょう。

■ 広告
商品・サービスの特徴や内容を説明するものです。割引や特典、申し込み方法、日程(営業日)が設問で問われる場合が多いので、着実にチェック。また、上部にある大きな文字で書かれた見出し、もしくは本文最初の数行で「何の広告か」を把握するようにしましょう。

■ 告知
「社内向け」「社外向け(プレスリリースや人事編成など)」の2種類があります。社内向けでは共有物の使用や社内工事の告知が多いです。

■ テキストメッセージ
複数の人物が、テキストメッセージでやり取りしている画面。LINEなどのチャットをイメージしてもらえば分かりやすいはず。会話表現が多く、カジュアルな文面なのが特徴です。

【その他テクニック】

・「On what day〜?」は「曜日」を答える設問です。休業する曜日など、例外の曜日が聞かれること多数です。

・「imply」「indicate」「suggest」が含まれている設問は難易度が高いのでこだわりすぎないようにしましょう。Part7は「捨てる勇気」も重要となってくるPartです。

700点台後半以上を目指すのであれば
難易度の高い問題にも挑戦する必要がありますが、
そうでない限りはそれ以外の問題を
完璧にすることを目指した方が圧倒的に早く結果が出ます。

【Part7 まとめ】

■ 本文最初の数行でいかに主題が掴めるか!

■ 「For whom」は「地位・職業」!

■ 「On what day」は「曜日」!

■ 難易度の高い問題は捨てる勇気も必要!

難易度高い問題とは?
① 専門的な記事の問題
②「NOT 問題」
③ 「imply」「suggest」「indicate」を含む問題。

 

・・・以上で
TOEICテクニック集は終了です。
分量多くて大変でしたよね、お疲れ様でした。

冒頭でも述べた通り、
ここでは不要なものなどない
選りすぐりの知識を網羅しています。

ここにある知識を覚えるだけでも
現在700点未満の方はいきなり100点アップ、
なんてことも見込めるのではないかと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。

ともに英語学習頑張っていきましょう!
それでは!

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