どうも、コウ(@konote181)です。

TOEIC文法の勉強をしたいんだけど「文法特急」ってどうなんだろう?初心者でも取り組めるかな?1と2があるし、どっちを選べばいいのかも分からんぞ。
こんな疑問に答えます。
数あるTOEIC文法対策参考書の中でも間違いなくコスパ最強を誇る「TOEIC文法特急」。
そんな「文法特急」について、本記事では以下の順で魅力をお伝えしていきます。
- 「文法特急」基本情報、特徴
- 購入の注意点
- 具体的にどのような方向けか
- 「急所アタック編(文法特急2)」との違い
- 「文法特急」の効果的な使い方
- 補足情報(でる1000問との比較)
3分以内に読める内容なので、気軽に読み進めていってもらえればと。
では、参りましょう!
「文法特急」基本情報
正式書籍名 | 1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急 |
---|---|
発売日 | 2009/10/7 |
値段(税込) | ¥836 |
著者 | 花田 徹也 |
書籍の基本情報は上記の通り。
2009年発行で意外と古く、「新TOEIC TEST」とありますが新形式には対応していないのでご注意ください。
著者は花田徹也さん。エッセンスイングリッシュスクールというTOEIC専門校にて5年連続No.1評価を受けた後、独立。現在は「花田塾」という塾を経営されています。
そんな花田さんが執筆した「文法特急」の値段は836円。特急シリーズはどれも非常に安価で財布に優しいですよね。
目次は以下の通り。
- 【第0章】迅速かつ正確な攻略法
- 【第1章】絶対おさえるべき23題
- 【第2章】スピードを手に入れる19題
- 【第3章】苦手分野を克服する14題
- 【第4章】意外な落とし穴を回避する20題
- 【第5章】一気に駆け抜けるPart6 12題
- 【第6章】ここで差がつく15題
- 【第7章】最高峰を目指す15題
目次からも分かる通り、問題数は全118問と多くありません。1章あたり遅くとも40分程度で終わるのでサクサク進みます。
ちなみに、目次がさらに大きくカテゴリー分けされており、
【第1章】~【第2章】:初級編 まずは550点
【第3章】~【第5章】:中級編 しっかり730点
【第6章】~【第7章】:上級編 目指せ!900点超え
という形で目安スコア・難易度別にカテゴライズされています。
「文法特急」特徴
- 手頃な価格とサイズ
- 解説が丁寧
- 解く時間の目安が表示
大別すると上記3点が特徴といえるでしょう。それぞれ説明していきますね。
手頃な価格とサイズ
既述の通り、836円と手を出しやすい値段設定。
手頃なのは価格だけはなく、サイズも片手に収まる程度の大きさで携帯性が非常に高いです。通勤中などの移動時間にも取り組みやすいのが大きな特徴ですね。
電車で会社や学校に通っている方は隙間時間を有効活用できます。
解説が丁寧でわかりやすい
解説がとにかく丁寧。1ページに1問で、その裏に解説がビシッと詰まっている構成です。
なぜこれが正解なのか?だけでなく、その他の選択肢が不正解である理由までしっかり解説されています。
問題数が少なめなのは、1問1問に対する解説が丁寧すぎるが故かもしれません。TOEIC初心者でも挫折知らずで取り組むことができるでしょう。
また、この構成に関連して、1ページ1問なので家事の合間やテレビCM中などの隙間時間でも気軽に取り組めるのが嬉しいポイントです。
解く時間の目安が表示
1問1問に解く時間の目安が設定されています。
TOEICの文法問題は、いかに素早く解いて Part7にかける時間を増やすかが重要なのでこれは大きなメリット。
時間を意識して文法問題を解く癖をつけることで、結果的にリーディングセクション全体のスコアアップに繋がります。
「文法特急」購入の注意点
- 問題数が多くない
- 新形式に対応していない
- 上級者には物足りない
- 英語初心者には難しい
以上の4つが注意点です。それぞれ説明します。
問題数が多くない
これまで繰り返し述べていますが、問題数が少なめです。Amazonでの低評価レビューも、ほぼ全てがこの問題数の少なさによるもの。
洗練された内容になっているのでこの1冊を完璧にするだけでもスコアアップは望めます。
しかし、TOEICの文法問題は数をこなせばこなすほど新たな解法パターンを学べる、というのも一つの事実。
最初の1冊としては優秀ですが、特にTOEIC700点代後半以上等のハイスコアを目指す際は他の参考書にも取り組み、さらなるスピードアップを図ったり新たな解法パターンを学ぶ必要が出てきます。
新形式に対応していない(ちょっと古い)
こちらも既述ですが、新形式に対応していない点に注意です。
TOEICPart5は問題数が減っただけなので特に心配はいりませんが、Part6は文章挿入問題ができたり、問題のレイアウトが変わったりしたので、気になる方は気になるかもしれません。
ただ必要な解法テクニックの根本はあまり変わらないので、個人的にはそこまで神経質にならなくても大丈夫かなと。
上級者には物足りない
すでに700点程度ある人が、新たな知識習得のために取り組むには物足りない内容です。あくまで本書はTOEIC初心者~中級者の方に向けた一冊。
上級者の方は「文法特急」よりも「900点特急」に取り組んだ方が、スコアアップに繋がりやすいです。
上級者の方でも、苦手分野の克服をしたい方や、なんとなく解いていた部分の再確認がしたい!という目的であれば「文法特急」はオススメです。
英語初心者には難しい
既述の通り解説が非常に丁寧なのですが、やはりTOEIC対策本ということで最低限の文法知識を前提としたものとなっています。
5文型など、中学生レベルの文法知識が曖昧だったりすると難解に感じてしまうでしょう。
中学レベルの英文法が曖昧な方は「大岩のいちばんはじめの英文法」に取り組んでから本書に取り組むとスムーズに理解できます。
また、単語も TOEICレベルであり、語注がないので語彙力に自信がない方も要注意です。
TOEIC対策の単語帳は以下の記事を参考にしてみてください。
具体的にどのような方向けか
- 現在TOEIC400〜650点程度(初中級者)
- 忙しいので移動時間や隙間時間を有効活用したい
- 分厚い本が苦手
本記事内容を総合すると、上記の方に強くオススメしたい一冊であると言えます。
「急所アタック編(文法特急2)」との違い
文法特急には「急所アタック編」というものが存在します。
どちらを購入するか迷われる方がいるはずなので、簡単に解説しておきますね。
まず、サイズ・構成・問題数はほとんど同じです。
「急所アタック編」の特徴としては「文法特急を補完する教材」という言葉がピッタリ当てはまります。
文法特急で演習が不足している品詞・前置詞・語法問題がメインで収録されているからです。
特に品詞と前置詞は出題頻度が非常に高いので重要ですね。
文法特急を解いてみる
↓
構成や内容に不満がなければ
急所アタック編にも取り組む・・
という流れがベストです。
あとは語注が追加されている点が文法特急の違いですかね。
わからない単語を調べる手間が省けるのでこれは大きな改善点。
「文法特急」の効果的な使い方
初心者・中級者の方が新たな知識を身につけるために本書を使うのと、上級者の方が苦手分野の克服を目的に本書を使うのとでは、効果的な使い方が異なります。
本記事では、前者の方に向けて勉強法をお伝えしますね。
結論から大まかに述べると、以下の通りです。
- まずは1~5章に集中して取り組む
- 5章までを完璧にしたら、6・7章に取り組む
- 7章まで完璧にしたら、1~7章まで通しで取り組む
TOEIC初心者の方はこの順番で勉強するのが最も効率よくスコアを上げやすいといえます。
目次の話の部分でも軽く触れましたが、1~5章を完璧にすれば少なくとも文法面では700点も獲得できる実力が身につきます。
6・7章は完全に上級者向けの問題が収録されており、初心者の方が初見で解くのは困難です。
だから、まずは5章までを完璧にして、その後に取り組むことを推奨します。
ここでいう完璧とは根拠を言語化して解答できる状態です。
なんとなく解いたら正解してしまった問題は「間違えた問題」として扱い、本書の解説を活用して着実に理解できるようになると、TOEICのスコアに結びつきやすいです。
「文法特急」の真価は「解説のわかりやすさ」にありますしね。しっかり読んで、解法パターンを頭に染み付けていきましょう!
また、英文を音読するとTOEIC頻出の語彙も覚えられるし、リーディング力も上がるのでオススメです。僕は一文につき最低10回音読しました。
音声について
また、朝日新聞出版のサイトから音声をダウンロードできます。
音声を使ってリピーティングやシャドーイングを行うのもリスニング力向上に効果的なので、ぜひ活用してみてください。
…といった形で、音読や音声の活用で本書をやり込めば、使い終わる頃にはTOEIC頻出語彙が身につき、リスニング力が上がっていて、もちろんTOEIC頻出の文法事項に関する知識も習得している状態になります。
ここまでくれば英語の基礎力は身についているので、文法問題8割は狙えますし、TOEIC700点にだって届くでしょう。
ちなみに、「文法特急」にはアプリ版もあり、abceedという学習アプリで使用できます。
文法特急はとにかく携帯性に優れているので個人的にはアプリ版を購入する理由はないのかなと思いますが、ここは個人の好みですね。
「TOEIC文法問題でる1000問」との比較
よく比較される問題集として「TOEIC文法問題でる1000問」があります。
どちらが優れているのか気になりますが、一言でいうと「相互補完関係」にあります。一長一短なのです。
「でる1000問」は文法特急ほど解説が丁寧じゃないし、携帯性に優れていないけど、問題数が多くてその分TOEIC文法問題を完全網羅しており、細かい解法パターンまでしっかりと学べます。
ただ、体感的には「でる1000問」は文法特急よりも上級者向けだと感じました。最低でもTOEIC500~600点レベルは必要。
そのため現在500点未満の方には「文法特急」をオススメします。
現在500点以上で、かつ学習場所が基本的に家だったり、時間に余裕がある方は「でる1000」ですね。
より詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
「TOEIC文法特急」レビューまとめ
以上、「文法特急」のレビューでした。
色々と述べてきましたが、結論現在TOEIC400~650程度の方であれば本書は必ず役に立ちます。
持ち運びもしやすいサイズですし、TOEIC文法対策最初の一冊として、ぜひやり込んでみてほしいなと。
で、本書が肌に合えば「文法特急2」に取り組んだり、逆にあまり合わなかったら「でる1000問」に取り組むのがベストだと思います。
このほかの参考書についても下記記事内で解説しているので、よかったら参考にしてみてくださいね。


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- TOEICで730点以上を取るのって難しいんじゃないの?
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それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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